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第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組

第3節 研究開発

1 装備品の研究開発の方向性

防衛省では、統合運用を踏まえた将来の戦い方や戦闘様相の変化、スマート化、ネットワーク化、無人化といった技術動向などを踏まえ、おおむね20年後までにわが国の主要な防衛装備品となり得るものを対象とした、技術研究開発の中長期的なロードマップ(「研究開発ビジョン」)を策定中である。研究開発ビジョンは、将来を見据えた防衛装備品のコンセプトとそれに向けた研究開発のロードマップを提示することで、効果的・効率的な研究開発を実現するとともに、防衛省として公表することで、企業にとっての予見可能性も向上させ、安定的・効率的な設備投資や人員配置を促すことも目的としている。