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第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組

第2節 平成27年度の防衛力整備

平成27年度は、防衛大綱および中期防に基づき、その2年目として、統合機動防衛力の構築に向け、防衛力整備を着実に行う。

その際、各種事態における実効的な抑止および対処、アジア太平洋地域の安定化およびグローバルな安全保障環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に留意し、防衛力を整備する。この際、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送能力および指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間およびサイバー空間における対応、大規模災害などへの対応ならびに国際平和協力活動などへの対応を重視することとしている。

また、格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、わが国の他の諸施策との調和を図りつつ、一層の効率化・合理化を徹底する。

参照図表III-1-2-1(平成27年度防衛力整備の主要事項)

図表III-1-2-1 平成27年度防衛力整備の主要事項

水陸両用車(AAV7)の画像

水陸両用車(AAV7)

固定翼哨戒機(P-1)の画像

固定翼哨戒機(P-1)

新早期警戒機(E-2D)の画像

新早期警戒機(E-2D)