コラム
＜VOICE＞サイバー領域の予備自衛官として
株式会社クロスフェイド（東京都港区／システム開発・情報セキュリティコンサルティング）、大学教員（非常勤講師） 予備1等陸尉 大島 真言（おおしま まこと）
私は、システム開発会社勤務を経て2007年に起業しました。本業の経営の傍ら、2011年に技能公募予備自衛官補として採用されて訓練を受けた後、2013年4月に陸自の予備自衛官に任用されました。
父が元自衛官であり、米軍キャンプの街に育ち、またボーイスカウトに所属していた頃に自衛隊の協力を頂き演習場でキャンプをした思い出からも、国を守る仕事に関心を持っていました。結局は民間の道に進んでしまいましたが、周辺国情勢が変化する中、国防を人任せにしてしまっている、他人事ではいけないという思いを持ち続けていました。そのため、予備自衛官補制度を知り、すぐに志願いたしました。
技能公募予備自衛官においては、2022年度より新たに「サイバー（システム防護）」の技能区分が出来ました。予備自衛官としての活動を通じて、国防への熱い思いを持った訓練担当部隊の方々や予備自衛官の仲間から大いに刺激を受けており、平素から国際資格の取得・維持などの自己研鑽やサイバー領域の情報収集に努めることを心掛けています。
令和6年度防衛省職員サイバーコンテストでは満点を獲得し、受賞の栄に浴する機会に恵まれました。今後も仲間と共に技術を磨き、国防に備えてまいります。
表彰を受ける筆者
