Contents

コラム

防衛白書トップ > コラム > <解説>サイバー予備自衛官の拡充に向けて(「防衛省サイバー人材総合戦略」)

<解説>サイバー予備自衛官の拡充に向けて(『防衛省サイバー人材総合戦略』)

サイバー攻撃が日々高度化・巧妙化する中、優秀なサイバー人材の確保・育成は、サイバー防衛能力を抜本的に強化し、今後の防衛力を構築する上で、まさに鍵となる要素です。

さらに、社会全体でサイバー人材の重要性が高まる中、防衛省と民間との間で、サイバー人材の好循環を作ることができれば、わが国全体のサイバー対応能力の底上げにつながるものと考えています。

このような認識のもと、2024年7月2日、サイバー人材の確保・育成などに関して、防衛省・自衛隊の基本的な考え方を包括的に説明するため、防衛省サイバー人材総合戦略を策定しました。

本戦略に掲げられた様々な施策の一環として、従来、システム防護(サイバー)という技能区分で採用してきたサイバー分野の予備自衛官について、活躍する予備自衛官の方々により一層意欲を高めてもらうとともに、さらなる採用の拡大を図るべく、外部の方にイメージのしやすい「サイバー予備自衛官」との呼称とすることとしました。

防衛省としては、スキルの高い外部の方にサイバー予備自衛官として活躍してもらうべく、訓練内容などのさらなる充実を図るとともに、自衛隊の活動における運用などさらに検討を深め、サイバー予備自衛官を拡充していきます。