第3護衛隊群 舞鶴 群司令 海将補 横田 和司(よこた かずし)
海自は、自由で開かれたインド太平洋(FOIP)の実現に資するべくインド太平洋方面派遣(IPD)を実施しています。IPD24では、様々な多国間・二国間訓練や海上保安庁との共同訓練などを実施しました。特に、史上最大規模の米海軍主催多国間共同演習(RIMPAC)では、人道支援・災害派遣に関わる演習や様々な戦術的イベントに海自のみならず陸・空自も参加し、防衛省・自衛隊として国際社会でリーダーシップを発揮しました。また、豪海軍主催多国間演習(KAKADU:カカドゥー)、日米印豪共同訓練(MALABAR:マラバール)や日米豪韓加共同訓練(Pacific Vanguard)では同盟国・同志国がハイエンドな戦術訓練に参加し、国際公共財である海洋へのアクセスの安定と自由を維持するための相互運用性の更なる向上に寄与しました。
RIMPACにて各上級指揮官にHADRの概要を説明する様子(筆者は中央)
MALABAR参加国各級指揮官と筆者(前列左から3番目)