豪国防軍統合作戦本部 連絡官 森 慶吾(もり けいご)(当時)
私は昨年11月から、豪国防軍統合作戦本部の初代連絡官として勤務しています。着任後、統合作戦本部長から数百名の隊員を前に、歴史的に関係の深い米国、英国、カナダ、ニュージーランド以外の国から初めて受け入れた連絡官である旨の紹介を受けました。私は、「統幕代表」として、特に運用面での情報収集や連絡・調整などを行い、オーストラリアから日豪防衛協力の発展を支えています。一方、豪軍の同僚にとっては「日本代表」。日豪防衛協力にとどまらない、あらゆる事について相談や質問を受けます。文化や組織の違いに戸惑うこともありますが、「日本代表」として頼られることを光栄に感じています。防衛協力は、国同士の信頼関係なしには成立しません。自衛隊と豪軍の協力深化を肌身で感じつつ、私もその一端を担うべく努力してまいります。
日米豪のアクション・オフィサーが議論している様子(筆者は右)