防衛政策局 日米防衛協力課 防衛事務官 八川 桃子(はちかわ ももこ)
2023年より防衛政策局日米防衛協力課に所属し、日米協議の調整や高官通訳業務に従事しています。防衛省と米国政府・軍関係者との間では、防衛相会談をはじめとして様々なレベルでの協議を頻繁に行っており、ひとりひとりの信頼関係の構築が、日米同盟の深化に重要です。大臣を含めた高官の通訳を務める中で、相手方の耳に届くのは、自分の通訳した言葉であることから、同盟強化の重要な一端を担っていると実感しています。自分自身も米側の担当者と信頼関係を築きつつ、円滑な協議のための調整や正確な通訳を通じて、同盟強化の過程に貢献したいと考えています。
通訳を行う八川筆者
防衛政策局 日米防衛協力課 フェロー VORNDRAN KELLY(ケリー・ボンドラン)
マンスフィールドフェローとして防衛省の各部署で日本の仲間と一緒に仕事をしたことは非常に貴重な経験となりました。同僚たちが日米同盟を支え強化し、日米両国の安全保障体制を一層確かなものとするため献身的に働く姿から多くを学び、そして、あらゆる領域とレベルにまたがる日米同盟の幅広さと奥深さに感銘を受けました。業務の中では、日米共同統合演習「キーン・ソード25」に直接携わったほか、反撃能力の保有や防衛産業基盤の強靱化などの日本自身の防衛力の抜本的強化の取組について学びました。こうした経験から、私は日米同盟がさらに強固で強靱なものになると確信しています。フェローとして得た経験と知識を生かし、日米の相互運用性、相互理解や即応性を向上させるために、日米同盟の取組をサポートしていきたいです。
同じ課でともに働く筆者達