第III部 国民の生命・財産と領土・領海・領空を守り抜くための取組
6 国際防衛装備品展示会への出展
防衛装備・技術協力を推進する観点から、防衛装備庁では、国際防衛装備品展示会への出展を実施し、わが国の防衛装備に関する施策や高い技術力を発信している。このような取組は、各国政府関係者などのわが国の装備政策や技術力に対する理解の促進につながっている。
これまで、フランスのユーロサトリやマレーシアのLIMA（Langkawi International, Maritime and Aerospace exhibition）に出展し、防衛装備庁の施策や国産装備品などの研究開発の成果、わが国の製造業が有する高い技術力を展示してきた。また、国内においては、16（同28）年10月に東京ビックサイトで開催された「2016年国際航空宇宙展」に出展し、防衛装備庁長官が基調講演を実施するとともに、欧米やASEANなど（15か国）の装備品取得組織の長などを招待し、展示会場の案内、空自との連携による二国間会議やC-2輸送機の見学などを実施した。さらに、17（同29）年6月に幕張メッセで開催された「MAST Asia 2017」にも出展するとともに、防衛装備庁長官などがシンポジウムなどに参加してわが国の防衛装備・技術に関する施策などについて情報発信を実施し、また、二国間・多国間協議を実施するなど、今後の防衛装備・技術協力の推進に寄与した。
国際航空宇宙展においてF7-10エンジンについて説明する防衛装備庁職員
C-2輸送機を見学する諸外国の装備品取得組織の長や空軍参謀長
