防衛省・自衛隊の様々な活動は、国民一人一人、そして、地方公共団体などの理解と協力があってはじめて可能となるものであり、地域社会・国民と自衛隊相互の信頼をより一層深めていく必要がある。
防衛省・自衛隊は、地方公共団体や関係機関などからの依頼に基づき、様々な分野で民生支援活動を行っている。これらの活動は、自衛隊への信頼をより一層深めるとともに、隊員に誇りと自信を与えている。
陸自は、全国各地で発見される不発弾の処理にあたっており、平成28(2016)年度の処理実績は1,379件(約42.1トン)で、沖縄県での処理量が全体の約61%を占めている。海自は、機雷などの除去・処理を行っており、平成28(2016)年度の処理実績は23,598個(約4.2トン)であった。
機雷爆破のための準備をする海自水中処分員
また、駐屯地や基地を部隊活動に支障のない範囲で開放するなど、地域住民との交流に努めているほか、各種の運動競技会などにおいて輸送などの支援を行っている。加えて、一部の自衛隊病院などにおける一般診療、離島の救急患者などの緊急輸送などにより、地域医療を支えている。さらに、国などの方針1を踏まえ、分離・分割発注2の推進や同一資格等級区分内の者による競争の確保3など、効率性にも配慮しつつ、地元中小企業の受注機会の確保も図っている。
参照資料76(市民生活の中での活動)、資料77(社会に貢献する活動)
熊本復興飛翔祭において熊本城上空を飛行する
空自ブルーインパルス
空自U-125A救難捜索機による患者の緊急輸送