コラム
＜VOICE＞進む日英交流～英空軍輸送機受入れ～
空自美保基地（鳥取県境港市）
第3輸送航空隊 第403飛行隊 1等空尉 平木 耕作（ひらき こうさく）
15（平成27）年10月、英空軍のA400M輸送機が、他国軍機としては初めて、航空自衛隊美保基地を訪問しました。
A400M輸送機は、英空軍の最新鋭の輸送機で、最大搭載量37トン、輸送人員116名で、空自のC-2輸送機とほぼ同じ大きさです。美保基地に到着した英空軍クルーは、美保基地司令への表敬、第403飛行隊員との意見交換、航空機の相互見学などを行いました。
意見交換では、同じ空軍種の輸送部隊で勤務する隊員として、任務遂行に当たっての心構えや考え方など、共感できる部分が多くあり、また、英空軍クルーから温かい感謝の言葉も頂きました。英国は、日本からは非常に遠い国ですが、大変身近に感じるようになりました。
今後、今回のような現場レベルの部隊間交流は、信頼関係構築のためにも、その重要性が増していくと思います。平成28年度には、美保基地にC-2輸送機が配備されますので、近い将来、空自のC-2輸送機が英国を訪問し、部隊間交流を行う機会が訪れることを楽しみにしています。
交流を終え、美保基地を出発する英空軍クルーを見送る
美保基地隊員
