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<VOICE>進む日英交流~海自哨戒機P-1初訪英~

海自厚木航空基地(神奈川県綾瀬市)
 第51航空隊 2等海佐 千葉 真一(ちば しんいち)

私は、航空機の試験、調査研究、訓練指導等を任務とする海上自衛隊第51航空隊でP-1操縦士として勤務しております。2015(平成27)年7月、英国における国際航空ショー(RIAT:Royal International Air Tattoo)に搭乗員及び整備員等、人員約40名とともに参加する機会を得ることができました。

海上自衛隊の固定翼哨戒機が初めて訪英するということもあり、地上展示ではP-1に対する各国関係者の注目度の高さを実感しました。飛行展示では、限られた時間ではありましたが、P-1の静粛性や機動性といった能力の一端を諸外国に対してアピールすることができたと考えます。

現地では、英海軍関係者との意見交換を通じ、固定翼哨戒機が果たす役割の重要性について認識を共有しました。また、英国とわが国は同じ海洋国家として共通の価値観を有していること、海洋安全保障は諸外国との連携なしには達成できないこと、などについて認識を深めることができました。

RIAT会場で英空軍隊員及び同僚と筆者(前列左から3人目)の画像

RIAT会場で英空軍隊員及び同僚と筆者
(前列左から3人目)