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<VOICE>進む日印交流~インド海軍観艦式に参加して~

海自舞鶴地区(京都府舞鶴市)
 第14護衛隊 護衛艦「まつゆき」艦長 2等海佐 髙岡 智(たかおか さとし)

護衛艦「まつゆき」は、16(平成28)年2月にインド東海岸中南部の港街・ヴィシャカパトナムにおいて行われた国際観艦式に参加しました。52か国の海軍が参加し、艦艇150隻以上が一堂に集う盛大な観艦式でした。訪問期間中は、インド首相による観閲式のほか、インドの文化遺産研修、国際海洋会議、艦艇乗員による市内パレードなど、様々な関連行事が催されました。国際観艦式参加国との相互理解及び友好親善の増進を図ることを目的とし、乗員一同、「自分たち一人一人が“日本代表”である」という気概をもって各種イベントに臨みました。また、往路においてアメリカ海軍及びオーストラリア海軍との共同訓練を実施し、復路ではタイとの親善訓練にも参加しました。

今回の観艦式に参加したインドをはじめとするインド洋沿岸国は、地政学的にわが国にとって重要な国々です。これらの国々との防衛交流を通じた国際協調は、ますます海洋安全保障の確保が問われる情勢において、意義深いものであったと考えております。

国際観艦式で登舷礼(とうげんれい)をする筆者(左)の画像

国際観艦式で登舷礼(とうげんれい)をする筆者(左)