いざというときに活躍する予備自衛官の制度は、予備自衛官本人のみならず、雇用企業など周囲の方々の理解と協力に支えられている制度である。予備自衛官を雇用している事業所との連携・協力を図るため、平成27年度に「予備自衛官等協力事業所表示制度」の導入を予定している。
ここでは、自衛官の経験がなく予備自衛官になった方のコメントを紹介する。
○初めての転地訓練で沖縄の米国海兵隊を研修しました。普天間基地ではオスプレイ機内の展示・説明を受けることができ、知見が広がりました。また、日米の予備役制度や、私にとって永遠のテーマである仕事との両立について意見交換し、海兵隊予備役の国防意識の高さに感心しました。
【岡山地本 予備1等陸曹 貿易事務通訳・翻訳 神元 郁子(かみもと いくこ)】
○技能2期として武山に入隊、最初に「世間の身分は通用しない」の一言。しかし当然と思う様になり教育終了しました。今も仕事で手を抜こうとする際、班長が見たら何と言うかと思う事があります。今、習志野駐屯地で嘱託医をしています。今後も階級の重みを実感し、訓練に出頭し練度を高めていきたいと思います。
【千葉地本 予備2等陸佐 医師 颯佐 正俊(さっさ まさとし)】