防衛省・自衛隊は、地方公共団体や関係機関などからの依頼に基づき、様々な分野で民生支援活動を行っている。これらの活動は、自衛隊への信頼をより一層深めるとともに、隊員に誇りと自信を与えている。
陸自は、全国各地で発見される不発弾の処理にあたっており、平成26年度の処理実績は約1,560件(約57.1トン)で、沖縄県での処理量が全体の約40%を占めている。海自は、機雷などの除去・処理を行っており、平成26年度の処理実績は約333個(約4.8トン)であった。
また、駐屯地や基地を部隊活動に支障のない範囲で開放するなど、地域住民との交流に努めているほか、各種の運動競技会などにおいて輸送などの支援を行っている。加えて、一部の自衛隊病院などにおける一般診療、離島の救急患者の緊急輸送など地域医療を支えている。さらに、国などの方針1を踏まえ、分離・分割発注2の推進や同一資格等級区分内の者による競争の確保3など、効率性にも配慮しつつ、地元中小企業の受注機会の確保も図っていく。
「姫路城大天守保存修理事業完成記念式典」において
姫路城上空を飛行するブルーインパルス(15(平成27)年3月26日)