防衛省・自衛隊では、メダリストの育成を通じスポーツ振興などに寄与するため、自衛隊体育学校(埼玉県朝霞市)においてオリンピック等国際級選手の育成を目的とした特別体育課程教育が行われています。対象競技は、レスリング、ボクシング、柔道、射撃、ウエイトリフティング、アーチェリー、近代五種、陸上、水泳、カヌー、女子ラグビー、バイアスロン、クロスカントリースキーの計13種目です。
自衛隊体育学校の課程教育では、世界で戦えるアスリートの育成、アスリートファースト視点による最高のサポート体制によりオリンピック等国際級選手を輩出しており、昨年開催されたパリ・オリンピックにおいても、7名の選手が出場し、優秀な成績を収めました。また、競技引退後も自衛官として競技経験を生かし、あらゆる分野で活躍しています。この課程教育には、全国レベル(全日本選手権、国民スポーツ大会など)の大会上位入賞者、各スポーツ団体(中央競技団体)の強化指定選手又は体育学校内選考基準(タイム記録)達成者が、採用試験による選考を経て自衛隊体育学校に入校しています。

過去のオリンピックメダリスト

水泳蝦名選手【Photo:KyodoNews】
