共同のISR活動について、日米両国の活動の効率や効果を高めるためには、広くアジア太平洋地域におけるISR活動を日米間で協力して実施していくことが重要である。
このような共同のISR活動の拡大は、抑止の機能を果たすとともに、他国に対する情報優越を確保し、平素から各種事態までのシームレスな協力態勢を構築することにつながる。2024年7月に実施された日米「2+2」において、日米双方は、情報収集、警戒監視および偵察(ISR)協力の着実な進歩を確認した。また、日米共同情報分析組織(BIAC:Bilateral Information Analysis Cell)の成果を確認し、今後の協力取組に関する継続的な議論を通じてBIACを強化・拡大することに合意した。