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<解説>新たな政府専用機の運用開始

防衛省は、これまで政府専用機として運用していたB-747の退役に伴い、14(平成26)年8月、新たな政府専用機としてB-777の導入を決定し、19(平成31)年4月、同機の運用を開始しました。

初代政府専用機であるB-747は1993(平成5)年に任務運航を開始して以降、要人輸送として、天皇皇后両陛下、皇太子同妃両殿下、そして宮澤内閣総理大臣から安倍内閣総理大臣まで歴代15代にわたる内閣総理大臣の海外訪問などに携わったほか、国連PKOや国際緊急援助活動など、防衛省の国際協力にかかる活動、さらには在外邦人等の輸送を担いました。

新たな政府専用機B-777は、B-747と比べて燃費が向上し、最大航続距離が長くなるとともに、内装も一新され、飛行中もより快適に過ごせるようになるなど、「よりエコに、より快適に」進化していると言えます。

政府専用機は、わが国の要人を乗せる、まさに「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」に欠かせないものであり、また、防衛省の安全保障協力を担う重要な航空機です。わが国にとって望ましい安全保障環境を創出することにより、わが国の平和と安全を実現する活動は極めて重要です。防衛省は、これからも政府専用機の運航を通じてこのような活動を支えてまいります。

新たな政府専用機 B-777

新たな政府専用機 B-777

機種交代式典に出席する鈴木防衛大臣政務官

機種交代式典に出席する鈴木防衛大臣政務官