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<解説>多国間机上演習「シュリーバー演習」への参加

18(平成30)年10月、防衛省・自衛隊は、わが国の他の宇宙関連組織など(国家安全保障局、内閣府、総務省、外務省、文部科学省、経済産業省、内閣衛星情報センター、宇宙航空研究開発機構(JAXA))とともに、米空軍宇宙コマンドが主催する多国間机上演習「シュリーバー演習」にわが国として初めて参加しました。

「シュリーバー演習」はおおむね10年先の将来を想定した、宇宙における各種状況への対応について、戦略レベルから作戦レベルにわたる幅広い議論を行う多国間机上演習です。今回の演習には米国のほか、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フランス、ドイツも参加しました。

近年、スペースデブリや対衛星兵器など、宇宙空間の安定的利用を妨げ得るリスクが深刻化している中、関係省庁や国際社会とも連携しつつ、これらのリスクに実効的に対応することは安全保障上、極めて重要です。「シュリーバー演習」においては、宇宙という新たな領域における、米国及びパートナー諸国との連携のあり方について、幅広い議論を実施することができました。防衛省・自衛隊としては、今後とも、このような機会を活用し、新たな領域における関係各国との連携のさらなる強化に向けて取り組んでまいります。

わが国からのシュリーバー演習への参加者

わが国からのシュリーバー演習への参加者