日々の業務や訓練などを行いながら、プライベートも充実させている隊員の声を紹介します。
ママも息子も船が大好き
私には4歳の息子がいますが、陸上自衛官である夫の理解と協力を得ながら仕事を続けることができています。妊娠や育休などを経て、4年ぶりに艦艇勤務に復帰し、護衛艦「いずも」水雷長として勤務しています。
「いずも」では熊本地震における陸自部隊の輸送や、伊勢志摩サミット警備の任務につき、国防の最前線で勤務しているという実感を得ることができました。一方、艦艇勤務は停泊中も忙しく、出港してしまえば家に帰ることができないため、夫の育児負担が大きくなりますが、長期に母港を離れた際も、祖父母や親戚の協力を得ながら夫が頑張ってくれ自他共に認めるイクメンに成長しました。息子はというと「いずも」を見ると「ママの(働く)フネ!」と指差し、私が船乗りであるという認識はあるようです。
今後も様々な困難に直面するでしょうが、家族で協力して乗り越えて行きたいと思います。
お母さんは自慢のヒーロー!
「お母さんは、僕の自慢のお母さんやで。」小6になった息子が、ある日の会話の中でそう言ってくれました。息子がまだ小さい時、仕事を辞めた方が良いのではと悩んだ事もありましたが、その言葉を聞いた時、続けていて本当に良かったと思うと同時に、自衛官であることに改めて誇りを感じました。自衛官という職業は訓練や出張で家を空けることも多く、多忙な毎日ですが、自衛官であると同時に母親でもあるので、休日は息子のサッカーの応援に行ったり、一緒に体を動かしたりしています。また、学校の振替休日は出来るだけ休むようにし、ゆっくりと話せる時間をつくるようにしています。息子も、今では私の仕事を十分理解し、いつも応援してくれています。これからも仕事と子育てを両立させ、強靭な自衛隊の創造の一助となれるよう、任務に邁進して行こうと思います。
仕事も太鼓もドンと来い!
私は、様々な通信電子器材を保有する通信電子隊に所属し、昨年から主に部隊の補給業務を担当しています。補給業務は私の専門外であり、今まで経験したことがなかったため、悪戦苦闘しながらも、上司、先輩方、同僚に支えて頂き、充実した毎日を送っています。
また、私が横田基地に配属された時期に発足した横田基地の太鼓部にも所属し、昼休みや夜、休日に練習を行い、各種イベントに参加しています。娘も和太鼓に興味があり、一緒に練習に参加し、時々ステージに立ったりもしています。
私が仕事と部活動、子育てを両立できているのは、職場の方々の支援と私の仕事に対する娘の理解と協力のおかげなので感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもあらゆる任務に邁進し、私のように子育てをしながらも任務を遂行する自衛官をサポートしていけたらと思います。
家族がいるから頑張れます
現在、私は、関東信越地方1都7県に存在する自衛隊の施設の建設などを担当しています。庁舎や病院などの一般的な建物から、戦闘機の格納庫などの飛行場施設の設計や建設工事の監督などを行ってます。建設系の仕事は、男性が多いイメージですが、建築課の職員の3割は女性です。
育児休業から復帰してからは、仕事でも家庭でも目の前のやることに追われていますが、毎日、充実感があります。平日はなかなか子どもと遊ぶ時間がとれませんが、一緒にご飯を食べたり、絵本を読んだりするちょっとした時間がとても楽しみでで頑張れているような気がします。休日は、子どもとたくさん遊んで、たまには、友人とご飯を食べながら、日々の情報交換をするのが息抜きです。
今後も仕事と子育てを両立しながら、大好きな建築という分野で国の平和と安全に貢献していきたいと思っています。