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特集2 防衛この1年

日米同盟の強化

さまざまなレベルで深化する日米同盟

日米同盟はわが国の安全保障の基軸であるとともに、アジア太平洋地域、さらには世界全体の安定と繁栄のための「公共財」です。

わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米同盟の強化は、これまで以上に重要となっています。

参照P.281

日米首脳会談

新たな段階の脅威となっている北朝鮮の核・ミサイル開発や中国の東シナ海・南シナ海における一方的な現状変更の試みを含め、一層厳しさを増すアジア太平洋地域の安全保障環境について議論し、懸念を共有しました。

日米共同記者会見においてトランプ米大統領と握手を交わす安倍内閣総理大臣(17(平成29)年2月)【内閣広報室提供】

日米共同記者会見においてトランプ米大統領と握手を交わす安倍内閣総理大臣(17(平成29)年2月)【内閣広報室提供】

日米防衛相会談

米国の拡大抑止の揺るぎないコミットメントを含む日米同盟の重要性を確認し、厳しい安全保障環境を踏まえ、日米同盟の抑止力・対処力を一層強化する必要があるとの認識で一致しました。

日米防衛相会談における稲田防衛大臣とマティス米国防長官(17(平成29)年2月)

日米防衛相会談における稲田防衛大臣とマティス米国防長官(17(平成29)年2月)

日米共同訓練

防衛省・自衛隊は、平素から日米共同訓練の充実に努めています。これらの共同訓練を実施した結果として、日米の連携強化が図られ、その絆を示すことは、日米同盟全体の抑止力・対処力を一層強化し、地域の安定化に向けたわが国の高い能力を示す効果があるものと考えています。

編隊航法訓練を行う米空軍B-1B爆撃機(左上)と空自F-15戦闘機(右下)(17(平成29)年5月)

編隊航法訓練を行う米空軍B-1B爆撃機(左上)と空自F-15戦闘機(右下)
(17(平成29)年5月)

米海軍空母「ロナルド・レーガン」(手前)や「カール・ヴィンソン」(奥)などと航行する海自護衛艦「ひゅうが」及び「あしがら」(中央2隻)と空自F-15戦闘機(17(平成29)年6月)

米海軍空母「ロナルド・レーガン」(手前)や「カール・ヴィンソン」(奥)などと航行する
海自護衛艦「ひゅうが」及び「あしがら」(中央2隻)と空自F-15戦闘機(17(平成29)年6月)