防衛医科大学校(埼玉県所沢市)
看護学科自衛官候補看護学生 近藤 杏佳(こんどう きょうか)
私たちは平成26年4月に防衛医科大学校看護学科の自衛官候補看護学生の第1期生として入校し、来年3月に、卒業の時を迎えます。来春、制服を着た後には、看護師及び保健師たる幹部自衛官として、日本国内のみならず世界でも活躍できる看護官となれるよう、日々勉学に励み、また訓練や日々の生活においても様々な経験をさせてもらっています。看護官とは、看護師でもあり、また自衛官でもあります。そして患者さんや隊員の方々の心に寄り添い、心の支えになるべき存在だと思っています。心に寄り添うとは、相手のことを十分に理解し信頼すること、心の支えになるとは、相手からも信頼され必要とされることであると考えます。信頼関係を築くことは、看護官として関わる全ての人々との間で必要であり、大切なことだと思います。防衛医科大学校に新設された4年制の看護学科を卒業した第1期生看護官であることを誇りとし、私たちを支え、応援してくれる周囲の人々への感謝を忘れずに、先輩看護官の背中を追いかけるだけでなく、自らの足で新たな道を歩み、開拓することが私たちの使命であると思っています。“たくさんいる看護官のうちの一人”ではなく、“随一の看護官”として必要とされる、そんな看護官を目指します。
訓練事前教育においてグループワーク中の筆者