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<VOICE>『沖縄県内に初の退職自衛官防災関係職員誕生!』

沖縄県豊見城市 総務課副参事 氏家 眞人(うじいえ まさひと)氏 (元2等陸佐)

私は、昭和52年に入隊し、平成29年2月、約40年間の自衛隊生活を終えることができました。そのほとんどを航空操縦士として全国の空を飛び、また、幹部自衛官として数々の任務・訓練などの企画・調整・実施を手掛けてきました。特に、沖縄での勤務では、緊急患者を空輸する任務があり、216件出動しました。

緊急患者の空輸というのは、文字どおり、沖縄県の離島などで発生した急病人を大きな病院のある沖縄本島などに空輸することです。この任務を通じて「さらに人に貢献できる仕事はないか?微力ながら自分の能力を活かせる職はないか?」と考えるようになりました。

再就職を検討するに当たり、地方協力本部の担当者に相談したところ、「自治体と民間企業のどちらを希望していますか?」という質問がありました。私は迷わず「直接市民に貢献できる自治体勤務」を希望しました。

本年4月からは、退職自衛官として沖縄県で初めての防災関係職員となる豊見城市総務課副参事として勤務することになりました。今後は、自衛隊での経験を活かし、災害時における市長の補佐や防災訓練の企画・実施などを通じて、私の採用にご尽力されたすべての方へ感謝しつつ、豊見城市民の皆様の安心・安全のため微力ながら努力していきたいと思います。

市役所内で勤務中の筆者

市役所内で勤務中の筆者