ラオス国防省対外政策局次長 ADMMプラス人道支援・災害救援専門家会合共同議長
陸軍大佐 パイワン・チャンサポンマ
ラオス人民軍が2014年から2016年の間、自衛隊と共に第2期のADMMプラス人道支援・災害救援専門家会合の共同議長を務めたことは、喜ばしく名誉なことでした。日本は人道支援・災害救援に関する先進的な装備、高い専門性や豊富な経験を有する国です。日本と共同議長国を務め、自衛隊の能力構築支援を通じて知見を得ることができ、また、自然災害による非常事態への効果的な対応を学ぶことができたことは、極めて有意義でした。
共同議長国期間中の会合、ワークショップ、演習調整会合及び机上演習などの成功は、ラオスと日本が強い責任感と義務感を持って役割を果たしたことによるものです。多国間調整所(MNCC)にかかる標準作業手続書(SOP)といった重要な文書の起草などの我々の努力が、第2期の共同議長の成功をもたらしました。
ラオス人民軍は、日本国防衛省による一貫した支援、とりわけ人道支援・災害救援能力構築支援事業に対し、賞賛と感謝を申し上げます。同事業は、ラオス人民軍が、ADMMプラス参加国と共にタイにおけるADMMプラス防衛医学・人道支援・災害救援専門家会合共催演習に成功裏に参加できるよう、望ましい環境を整えてくれました。ラオス人民軍と自衛隊間の関係は、地域と世界の平和、安全及び安定に貢献するため、さらに強化されていくものと確信しています。
ADMMプラス人道支援・災害救援専門家会合で
議長を務める著者(15(平成27)年8月)
ラオス人民軍き章※
(16(平成28)年11月ラオス国防省から防衛省に授与)
※ このき章は、ラオスの平和・独立・民主統合及び繁栄への貢献者に贈呈される。