第II部 わが国の安全保障・防衛政策と日米同盟
第4節 防衛関係費
1 防衛関係費の概要
防衛関係費には、防衛力整備や自衛隊の維持運営のための経費のほか、基地周辺対策などに必要な経費が含まれている。
平成29（2017）年度の防衛関係費は、前年度と比べて389億円増額の4兆8,996億円である。なお、SACO（Special Action Committee on Okinawa）（沖縄に関する特別行動委員会）関係経費、米軍再編関係経費のうち地元負担軽減分及び新たな政府専用機導入に伴う経費を含めると、前年度と比べて710億円増額の5兆1,251億円である。
また、平成28年度第2次補正予算には、警戒監視態勢の強化、迅速な展開・対処能力の向上、弾道ミサイル攻撃への対応など、自衛隊の安定的運用態勢を迅速に強化するために必要な経費として、217億円を計上し、第3次補正予算には、弾道ミサイル攻撃への対応など、自衛隊の安定的運用態勢の確保などに必要な経費として、1,769億円を計上している。
参照図表II-2-4-1（防衛関係費（当初予算）の平成28年度と平成29年度の比較）
図表II-2-4-2（過去15年間の防衛関係費（当初予算）の推移）
