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巻頭特集 日本の防衛 この一年

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01 平和安全法制の成立・施行

  • わが国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増し、アジア太平洋地域でも国際社会全体でも、平和や安全、繁栄を脅かす様々な事態が生起しています。他方で、急速なグローバル化の進展などにより、どの国も一国のみで自国の安全を確保することは不可能となっています。いかなる事態においても、国民の命と平和な暮らしを守り、国際社会の平和と安定にこれまで以上に積極的に貢献するためには、切れ目のない対応を可能とする平和安全法制が必要です。
  • このため、昨年の通常国会で、政府として平和安全法制関連2法案を国会に提出し、2法案は、衆参両議院において計約216時間という戦後の安保関係の法案審議において最長となる審議を経て、15(平成27)年9月19日に成立、翌16(同28)年3月29日に施行されました。

    参議院平和安全法制特別委員会において答弁する安倍内閣総理大臣【内閣広報室提供】の画像

    参議院平和安全法制特別委員会において
    答弁する安倍内閣総理大臣【内閣広報室提供】

  • 今後、防衛省・自衛隊では、その時々において実施可能な任務を適切に果たしていくとともに、隊員の安全を確保しつつ、これらの任務の遂行に必要な検証や教育訓練などを慎重に重ねながら、引き続き、あらゆる面で万全の態勢を整えていきます。