平成28年度は、防衛大綱及び中期防に基づき、その3年目として、統合機動防衛力の構築に向け、防衛力整備を着実に行う。
その際、各種事態における実効的な抑止及び対処、アジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善といった防衛力の役割にシームレスかつ機動的に対応し得るよう、統合機能の更なる充実に留意し、防衛力を整備する。この際、特に、警戒監視能力、情報機能、輸送能力及び指揮統制・情報通信能力のほか、島嶼部に対する攻撃への対応、弾道ミサイル攻撃への対応、宇宙空間及びサイバー空間における対応、大規模災害などへの対応並びに国際平和協力活動などへの対応を重視することとしている。
また、格段に厳しさを増す財政事情を勘案し、わが国の他の諸施策との調和を図りつつ、長期契約による取組などを通じて、一層の効率化・合理化を徹底する。
参照図表II-2-3-1(平成28年度防衛力整備の主要事項)
機動戦闘車(試作車)
新空中給油・輸送機(KC-46A)(イメージ)