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<解説>北海道の訓練環境のさらなる活用について

北海道には、矢臼別演習場、北海道大演習場、上富良野演習場などの広大な演習場が存在し、その総面積は陸自演習場全体のおおむね半分を占めており、訓練目的や部隊規模に応じた各種訓練を行うことが可能な恵まれた訓練環境を有している。

自衛隊が島嶼部に対する攻撃をはじめとする各種事態に的確かつ迅速に対応するためには、各種訓練を充実・強化することが必要であり、そのためには北海道の恵まれた訓練環境をより一層活用していくことが重要である。

全国の部隊が訓練のために北海道まで移動することは一見負担ともとれるが、全国に機動展開する陸自部隊にとっては、この移動そのものが非常に重要な訓練となる。

また、戦車や火砲などのあらゆる火器を組み合わせて使用できる射撃場や、新編される「水陸機動団(仮称)」のための着上陸訓練場の整備、部隊の練度評価を専門的に行う部隊の編成などを行い、北海道により質の高い訓練環境を整えることにより、さらなる部隊の練度向上が期待できる。

北海道の訓練環境の画像

北海道の訓練環境(イメージ)