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<Q&A>技能集団としての防衛省・自衛隊

防衛省・自衛隊で働く人たちは、どのような資格などを持っているのですか?

防衛省・自衛隊は、防衛・警備、各種災害対応、国外におけるPKO活動など、あらゆる事態・状況において確実に任務を遂行するため、ある程度の期間、民間のインフラや技術に依存せずに活動する能力、いわゆる組織としての「自己完結性」を保持しています。そのため、防衛省・自衛隊には、様々な資格・技能を有する隊員(自衛官、事務官、技官、教官など)がいます。

たとえば、装備品の運用に関連するものとしては、大型特殊車両、海技士、小型船舶操縦士、事業用操縦士、自動車整備士、気象予報士、無線通信士などの資格を有する隊員がいるほか、レンジャー、空挺、格闘、スキー、潜水士、救難員、機上整備員、射撃、らっぱ吹奏などの特技を有する隊員がいます。また、隊員が日々勤務する駐屯地・基地などには、建築士、電気工事士、ボイラー技士、危険物取扱者、栄養士、ネットワークスペシャリスト、補給整備、消防などの資格・特技を有する隊員が勤務しており、部隊活動の基盤となる衣食住を隊員自らが支えています。そのほか、医師、看護師、薬剤師、救急救命士などの資格を有する隊員が、自衛隊病院や駐屯地医務室などにおいて医療業務を行うとともに、教員免許の資格を有する隊員が自衛隊内の教育機関で勤務しています。

このように、防衛省・自衛隊は様々な資格などを有する隊員からなる技能集団としての一面を有しており、まさに社会の縮図とも言えます。

ブリーフィングの画像

気象予報士によるブリーフィング風景

航空管制業務の画像

航空交通管制技能証明保有者による航空管制業務