Contents

コラム

防衛白書トップ > コラム > <VOICE>日米豪共同訓練(コープ・ノース・グアム)

<VOICE>日米豪共同訓練(コープ・ノース・グアム)

空自築城基地(福岡県 築上郡)
第8航空団 整備補給群装備隊 武器小隊 2等空尉
山下 泰二(やました たいじ)

私は、14(平成26)年2月にグアムにおいて行われた空軍種間の日米豪共同訓練(コープ・ノース・グアム14)にF-2戦闘機部隊の支援整備班員として参加しました。この訓練は、操縦者の戦術技量を向上させることが目的であり、支援整備班の任務は、訓練に必要となる航空機や使用する弾薬の準備を訓練開始までに整えるなど、訓練期間を通じて円滑な訓練が行えるように各種支援をすることです。そのために、米空軍の施設や規則などについて所要の調整を関係部署と綿密に行い、訓練を円滑に行うことができました。本訓練を通じ、関係部署との調整の中で米豪軍関係者の紳士的な態度に感銘を受けるとともに、米空軍および豪空軍との整備交流では、お互いの航空機の整備の方法について学び、相互に理解し合うことで親睦を深めることができ、非常に有意義な経験を得ることができました。

今後、安全保障の分野のみならず、災害救援や人道支援活動などの分野においても、三国間の連携はさらに深まっていくことと思います。この貴重な経験を活かし、日米豪の隊員同士の相互理解や信頼を深めていければと思います。

コープ・ノース・グアム14の画像

コープ・ノース・グアム14に参加した日米豪の整備員(筆者:前列右端)