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<VOICE>警戒監視にあたる隊員の声 ~飛行隊長のコメント~

空自浜松基地(静岡県 浜松市)
警戒航空隊 飛行警戒監視群 第602飛行隊長 2等空佐(現 中部航空警戒管制団 第5警戒隊長)
鶴貝 英俊(つるがい ひでとし)

第602飛行隊は、E-767早期警戒管制機(AWACS)を運用している部隊であり、わが国周辺の警戒監視任務に就いています。E-767は、約20名の搭乗員により運航されており、それぞれの搭乗員が、航空機の運航、レーダーや通信機器などの運用、警戒管制および情報収集の業務を分担し、日々、粛々と任務を遂行しています。

12(平成24)年9月以降、わが国における対領空侵犯措置にともなう緊急発進の回数は増えています。このような厳しい安全保障環境のもとで、その最前線において、警戒監視の任務にあたっていることに、日本の領空を守る航空自衛官としての大きなやり甲斐を感じています。我々は、常に緊張感をもって、高い意識と強い責任感のもと、日夜勤務に邁進しています。

世界に4機しかないE-767に搭乗し、このような任務を遂行することは、大きな誇りであるとともに、その職責の大きさを感じます。このE-767と第602飛行隊の隊員とともに、引き続き日本の領空を断固として守り抜きます。

警戒監視任務の画像

警戒監視任務で隊員を指揮する筆者(手前)

E-767の画像

南西地域の警戒監視任務のため離陸するE-767