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<解説>滞空型無人機の導入について

新防衛大綱においては、各種事態に適時・適切に対応し、国民の生命・財産と領土・領海・領空を確実に守り抜くため、平素から諸外国の軍事動向などを把握するとともに、各種兆候を早期に察知するため、わが国周辺を広域にわたり常続監視することで情報優越を確保することがますます重要とされている。

この点について、滞空型無人機は、操縦者に対する危険や負担を局限するとともに、広域における常続監視を行うことが可能な優れた能力を有する装備品である。現在自衛隊が保有している装備品では十分に実施することが困難なわが国領海・領空から比較的離れた地域での情報収集や、事態が緊迫した際の空中での常時継続的な警戒監視などを行えることから、現在の安全保障環境において、防衛省・自衛隊が各種事態に対応するために必要不可欠なものである。

このため、新中期防において、周辺海空域における安全を確保するとともに、情報機能を強化する目的で、滞空型無人機を新たに導入することとしている。

滞空型無人機の画像

滞空型無人機(イメージ)