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第II部 わが国の安全保障・防衛政策

6 日米同盟の強化のための施策

米国のわが国およびアジア太平洋地域に対するコミットメントを維持・強化し、わが国の安全を確保するため、「日米防衛協力のための指針」の見直しを進める。同時に、共同訓練・演習、共同の情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動および米軍・自衛隊の施設・区域の共同使用の拡大を推進するほか、弾道ミサイル防衛、計画検討作業、拡大抑止協議などの各種の運用協力や政策調整を一層緊密に進める。

また、海賊対処、能力構築支援、人道支援・災害救援、平和維持、テロ対策などの分野における協力のほか、海洋・宇宙・サイバー分野における協力を強化する。さらに、情報協力および情報保全の取組、装備・技術面での協力などの幅広い分野で日米の協力関係を強化・拡大する。

また、在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点から、在日米軍駐留経費を安定的に確保する。