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第II部 わが国の安全保障・防衛政策

2 国家安全保障会議の体制

内閣に設置された国家安全保障会議は、三つの形態の会合から構成される。その中核は、国家安全保障に関する外交・防衛政策の司令塔として新設された四大臣会合であり、平素から機動的・定例的に開催され、実質的な審議が行われている。また、防衛省をはじめとする関係行政機関は、国家安全保障に関する資料や情報を国家安全保障会議に適時に提供している。

国家安全保障会議は、国家安全保障に関する外交・防衛政策の基本方針などを審議することとされている。13(平成25)年12月には、「国家安全保障戦略」、「防衛計画の大綱」および「中期防衛力整備計画」が国家安全保障会議で審議され、決定された。

内閣官房に設置された国家安全保障局が、国家安全保障会議を恒常的にサポートしている。内閣官房の総合調整権限を用い、国家安全保障に関する外交・防衛政策の基本方針と重要事項の企画立案・総合調整に専従している。緊急事態への対処にあたっては、国家安全保障に関する外交・防衛政策の観点から必要な提言を行う。防衛省からは、自衛官を含む職員が派遣されて勤務している。

参照図表II-2-1-1(国家安全保障会議の体制)、図表II-2-1-2(会合開催のイメージ)

図表II-2-1-1 国家安全保障会議の体制

図表II-2-1-2 会合開催のイメージ

四大臣会合の画像

四大臣会合の様子【内閣広報室】