Contents

コラム

防衛白書トップ > コラム > <解説>公文書監理官(「各府省CRO」)等の設置

<解説>公文書監理官(「各府省CRO」)等の設置

2018(平成30)年7月20日の行政文書の管理の在り方等に関する閣僚会議において、一連の公文書をめぐる問題により行政への信頼が損なわれており、その再発防止が喫緊の課題であるとの認識が示され、「各府省CRO:Chief Record Officer」を設置し、各府省内のガバナンスを強化することとされました。これを踏まえ、防衛省は、2019(平成31)年4月、公文書監理官を設置しました。

公文書監理官は、防衛省の行政文書の管理及び情報公開の実質的責任者として、文書管理に係る点検・監査とその結果を踏まえた必要な改善措置や、文書管理に係るコンプライアンス意識を醸成するための措置、文書管理と密接に関連する情報公開及び個人情報の保護に関する事務について、必要な指示、調整などを行います。あわせて、このような職責を担う公文書監理官を補佐するため、公文書監理室を新たに設置しました。

新たな体制の下、防衛省は、文書管理規則などのルールの遵守を職員に徹底するとともに、文書管理について実効性のあるチェックを行うなど、公文書管理の適正の確保に関する取組みを強化することとしています。