英空軍第2飛行隊長(当時) ロジャー・エリオット中佐
ガーディアン・ノース16は、英空軍にとって3か月間に渡るアジア派遣のハイライトの1つであり、タイフーン戦闘機の部隊にとっては運用開始からの10年間で最も挑戦的なものとなりました。第2飛行隊は、この訓練のために所属基地から約1万海里におよぶ距離を飛行して日本へ到着しました。様々な地域にタイフーン戦闘機を派遣してきた英空軍にとっても、これほど遠くに派遣したのは初めてのことであり、様々な課題に直面することとなりました。しかし、空自と英空軍の協力に加えて三沢基地の皆様からの温かいご支援をいただいたことにより、無事日本に到着し、訓練を行うことができました。
ガーディアン・ノース16は、効果的な訓練であったと同時に、お互いを知る良い機会でもありました。私にとってのガーディアン・ノース16の思い出、それは三沢で迎え入れていただいた皆様の情熱、おもてなしの心、素晴らしい和食文化、そして十和田八幡平の温泉です。しかし、何よりの思い出は第3航空団をはじめとした空自の皆様と日本の空を飛行できたことです。いつか英国の空でも日本の皆様と飛べることを心待ちにしています。
写真中央が筆者
共同訓練時の風景