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<VOICE>南西諸島防衛体制強化に対する関係首長の声 沖縄県与那国町長からのメッセージ

与那国町長 外間 守吉(ほかま しゅきち)氏

与那国島は、日本で一番最後に沈む夕日を見ることができる日本最西端の島です。東京から約1,900Km、沖縄本島からも約500Km離れており、むしろ台湾とは約110Kmしか離れておらず年に数回その山並みを見ることができます。

このような国境の島に住むと厳しさを増す安全保障環境を肌で感じることも多く、町民にとって自衛隊の配備は長年の願いでした。このため、昭和48年4月の「自衛隊の配備に係る要請」の町議会決議以降、自衛隊配備の実現に向け活動を続けて参りました。

そして、平成28年3月、与那国沿岸監視隊等が新編され、隊員及びそのご家族を町民としてお迎えして以来、町内の交流も盛んであり、隊員ご子息の転入により小学校の複式学級が解消され、町は活気に溢れています。また、平成28年4月の水難事故に伴う災害派遣においては、迅速に対応頂き自衛隊が身近にいることで町民の「安心・安全」が保たれることを痛感致しております。

与那国町は、本年12月に町制施行70周年の節目を迎えます。今後とも、町民の「安心・安全」を保つため、町長として常に「責任ある使命感」の下、駐屯地の皆さまとともに、共存、共働出来る「国境の島、与那国島」を護り続けて参ります。

与那国駐屯地創立1周年記念行事で訓辞を述べる外間与那国町長

与那国駐屯地創立1周年記念行事で
訓辞を述べる外間与那国町長

与那国町長のサイン