陸自 中部方面混成団 第49普通科連隊 即応予備陸士長 森村 廣(もりむら ひろむ)
2011年、東日本大震災で自衛隊が活躍しているのを見て、将来にわたって災害や有事に際して何か出来ることが無いかと考えた結果、予備自衛官補に志願しました。2019年に即応予備自衛官への道が開かれると同時に志願し、現在は職場や家族の協力も得ながら訓練に参加しています。令和6年能登半島地震においては、1月1日の発災直後から災害派遣招集の可能性を考慮して準備を進めていたところ実際に災害派遣があり、招集に迅速に応えることが出来ました。10日間仕事を空け、ご迷惑をかけるはずの同僚や上司、取引先から温かい言葉を多く頂戴し、国民の皆様からの期待の大きさを感じながらの引継ぎ・派遣準備でした。現地では気象条件が悪いときもありましたが、13年前の初心を忘れず被災者のために微力ながら尽くせたと感じています。今後もいざというときには国民からの負託に応えられるよう、心身を鍛え、仕事と訓練の両立を図っていこうと思います。
勤め先(大阪市 ブースト株式会社)で仕事中の筆者
筆者も従事した被災地での活動(ヘリによる物資輸送)の様子