防衛駐在官は、諸外国の日本大使館などに駐在し、軍事情報の収集などを行っています。
近年、防衛駐在官の業務は、派遣先国との防衛交流、防衛装備・技術協力の調整、任務・活動の際の自衛隊機の受け入れ調整など多岐にわたり、その役割は年々拡大しています。
防衛省では防衛駐在官の派遣体制の充実を図ってきており、最近では、アフリカ、東欧、中東、南シナ海沿岸地域などへの新規派遣・増員を実施してきており、現在48大使館2代表部に合計73人が派遣されています。(2013年度の49人体制に比べて約1.5倍)
安全保障環境が一層厳しさと不確実性を増している中、防衛駐在官は、世界各地で日々奮闘し、活躍しています。今般のロシアによるウクライナ侵略、昨年のアフガニスタン、スーダン、エチオピアなどの軍事衝突においても、防衛駐在官は軍事専門的知見を活かしてさまざまな情報収集を行い、日本にタイムリーに情報提供を行っています。
在米国日本国大使館におけるレセプションでの
国防省・軍の高官との記念撮影(2022年3月)