防衛大学校は、自衛隊の幹部となるべき者の教育訓練及び自衛官等に対するより高度な教育訓練とともに、これらに必要な研究を行う役割を担っている。
かかる役割のもと、防衛大学校では、一般学術研究や防衛政策に関連する研究を多数実施し、高度な研究水準を保持している。令和4(2022)年度からは従来以上にデュアル・ユース技術を意識した防衛関連の基礎研究などを実施し、その研究成果を省内の他機関(防衛装備庁等)にフィードバックすることとしている。
また、防衛大学校の研究成果については、グローバルセキュリティセンター2が扱うテーマを中心に、防衛大学校が主催するセミナーやコロキアムでの発表、『セミナー叢書』や『研究叢書』といったオンライン媒体の発行などを通じ、広く部外に発信している。
自衛隊の幹部学校等においては、定期的に安全保障に関する各種のセミナーやシンポジウムを開催し、産(企業)・官(政府及び地方公共団体)・学(大学等)からの研究員などの参加を得て、様々な視点からの討議や意見交換を通じ、将来のわが国の安全保障などに関する調査研究の資としている。
また、客員研究員の受入れや、国内外の教育機関、研究機関等との交流などにより、調査研究に必要な知見及び情報を得て、教育・研究の質の維持向上に努めている。また、主な研究成果をホームページ上で公開しているほか、各種刊行物を発行するなど、積極的に情報発信3を行っている。