第4章 日米安全保障体制の強化 

6 日米の安全保障・防衛協力の強化・拡大


 日米の防衛協力における基本的な考え方は「指針」に示されており、「指針」の下で日米協力のための施策が進められてきた。一方、現在の安全保障環境にかんがみると、国際平和協力活動やBMDなど、「指針」において具体的に取り扱われていない分野における協力も重要である。今後、「指針」の下での日米協力および、適切な場合には、現在「指針」で取り上げられていない追加的な分野における日米協力の実効性を強化し、改善する。
 なお、本年5月の「2+2」会合においても、日米の役割・任務・能力について、計画検討作業、情報共有・協力、国際平和協力などの分野での二国間の安全保障、防衛協力の実効性を強化し、改善することの必要性などが強調された。また、変化する地域および世界の安全保障関係において確固たる同盟関係を確保するとともに、さまざまな課題に対応すべく同盟の能力を向上するために、安全保障・防衛協力のあり方を検討する重要性が強調された。
参照> 本章3節


 

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