第4章 国際的な安全保障環境の改善のための主体的・積極的な取組 

4 国際平和協力業務への取組


 国際連合(国連)は、地域紛争への対処として、停戦合意成立後の紛争の再発防止のため、停戦や選挙実施の監視、復興・復旧援助などの国連平和維持活動を行っており、本年5月末現在、アフリカ・中東を中心として16か所に展開している。
 また、紛争や大規模災害などによる被災民などに対して、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などの国際機関や各国により、人道的な観点や被災国内の安定化などの観点から、救援や復旧活動が行われている。
 わが国は、これらの国連を中心とした国際社会の平和と安定を求める努力に対し、日本の国際的地位と責任にふさわしい協力を行うため、資金面だけではなく、人的な面でも協力をしている。
 防衛庁・自衛隊は、国際的な安全保障環境の改善のため、このような活動に対して部隊などを派遣し、国際平和協力業務に積極的に取り組んでいる。

 
国連平和維持活動の展開状況(本年5月末現在)

 

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