第5章 国民と防衛 

4 防衛生産・技術基盤の充実強化

 防衛力は国の平和と安全を最終的に担保するものであり、その機能はその他のいかなる手段でも代替し得ない。このような防衛力を適切に整備し、運用するためには、防衛力の主要な要素である装備品について、それを支える基盤を充実強化することが必要である。この点について、防衛大綱1では、「装備品などの整備に当たっては、適切な国産化などを通じた防衛生産・技術基盤の維持に配意するとともに、技術進歩のすう勢に対応し、防衛力の質的水準の維持向上に資するため、技術研究開発の態勢の充実に努める」こととしている。



 
1)「平成8年度以降に係る防衛計画の大綱について」、2章2節参照。



 

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