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第III部 防衛目標を実現するための3つのアプローチ

7 拡大抑止

日米両政府は、日米同盟の中核である拡大抑止の維持・強化のあり方を議論するための恒常的な場として、2010年に日米拡大抑止協議(EDD:Extended Deterrence Dialogue)を設立しており、2023年6月は米国ミズーリ州ホワイトマン空軍基地において、同年12月は日本において協議を実施した。

このほか、これまで事務レベルで行ってきたEDDに加え、2023年1月の日米「2+2」では、拡大抑止を議題の一つとして、まとまった時間を取って突っ込んだ議論を閣僚レベルでも行った。

今後も、EDDや日米「2+2」でのやり取りのような様々なハイレベルでの協議を通じ、米国の拡大抑止の強化に向けた取組を引き続き進めていく。