近年、米国などを中心に、多数の小型人工衛星が一体となって様々な機能を担う、いわゆる衛星コンステレーション計画が進められており、宇宙空間からの情報収集能力の強化や、人工衛星に被害が生じた際の機能維持への寄与が期待されています。また、一部の国において、低空を高速かつ変則的な軌道で飛翔するHGV(極超音速滑空兵器)の開発が指摘されていることから、2022年度では、米国との連携も念頭に置きつつ、衛星コンステレーションによるHGVなどを宇宙から探知・追尾するシステムの実現に必要な技術実証にかかる調査研究や、先進的な赤外線センサーにかかる研究を行います。
HGV探知・追尾衛星の実証機(イメージ)