自衛隊の新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のための災害派遣の中には、「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗員・乗客である外国人の方々の自衛隊中央病院への受入等支援も含まれています。災害派遣に従事した部隊などは、彼らを含めた乗員・乗客のために熱心に活動し、災害派遣活動を成し遂げました。
ここではドイツ人のヤンセン・オニールご夫妻から頂いた、陸幕長に対する感謝状をご紹介します。ご夫妻は「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客であり、自衛隊中央病院に入院され、その後帰国されました。
帰国後、ご夫妻から、「自衛隊中央病院の医療チームには特に感謝しております。彼らのプロ意識と親身な対応は決して忘れません。我々が受けた対応は素晴らしいもので、多国籍の患者が病棟にあふれ返り、医療スタッフにとって困難な状況にも関わらず、全医療スタッフは入院して不安な我々を歓迎し、熱心に支援して下さいました。(中略)日本と日本人との良い思い出が出来ました。」との感謝状を頂きました。この感謝状を頂いたことについては、20(令和2)年4月24日に行われた日独防衛相電話会談の際に、河野大臣から言及し、クランプ=カレンバウアー独国防大臣からも、自衛隊の対応に対する感謝の意が示されました。このような感謝状を頂いたことは、今回の災害派遣活動が日本のみならず、世界のためにもなったことの象徴であり、自衛隊にとって誇りです。
今後も、自衛隊は、日本の防衛及び世界の安定と平和に貢献していきます。
自衛隊中央病院に入院中のヤンセン・オニールご夫妻
ご夫婦から頂いた陸幕長に対する感謝状