コラム

<VOICE>現地の方々が使いやすい道路を-UNMISS派遣隊員(技官)の声-

南スーダン現地支援調整所 企画立案担当(当時)防衛技官 岡垣 光祐(おかがき こうすけ)

私は、南スーダン現地支援調整所の要員として約4か月間南スーダンに派遣されました。主な業務は、施設隊が実施する案件についての現地確認や詳細な設計図の作成、必要な建設資材の数量算出および経費見積など施設隊に対し技術支援を行うことでした。
このうち、現地のコミュニティ道路を整備する案件では、降雨のたびに冠水するような現状であったことから、私は、装備施設本部の建設技官で構成された技術支援チームの助言を東京から得つつ、十分な雨水排水能力を有し、現地の方々が使いやすい道路にすべく設計支援を行いました。
日本とは異なる気候、建設技術、建設資材の品質・流通状況のなかでの技術支援は、苦労することも多かったのですが、施設隊員と知恵を絞りながら異国の地で国づくり支援に貢献できたことは、建設技官として誇りに思っています。

南スーダンにおいて、設計支援のために現地確認を行う筆者
南スーダンにおいて、設計支援のために現地確認を行う筆者
 
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