コラム

<解説>沿岸監視隊について

現在、北海道の宗谷海峡および根室海峡地域には、第301沿岸監視隊および第302沿岸監視隊がそれぞれ配置されており、海峡周辺海空域を航行・飛行する艦船や航空機の動向を早期に察知するため、各沿岸監視隊の隊員は、厳しい環境の中、昼夜を問わず隙のない監視活動を行っている。
日本海とオホーツク海そして太平洋をつなぐ2つの海峡は、戦略的に非常に大きな価値を有しており、同海峡地域における常続的な監視任務は、わが国の防衛に直結するきわめて重要な任務である。そのような重要任務を有する2つの沿岸監視隊は、日々の地道な監視活動により様々な事象を漏れなく捉えるとともに、それらの事象がわが国の防衛におよぼす影響を常に分析するなど、任務を遂行している。これらの活動は周辺諸国に対する実効的な抑止となっており、地域の平和と安定や国民の安全・安心に寄与しているのである。
また、各沿岸監視隊はそれぞれの地域における防災訓練などの各種活動にも積極的に参加しており、地域住民の理解・協力を得ている。

沿岸監視隊について
 
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