コラム

<VOICE>海のまもり -P-3C搭乗員のコメント-

第5航空隊 戦術航空士 3等海佐 堀本 直希(ほりもと なおき)

私は、海上自衛隊那覇航空基地において、P-3C固定翼哨戒機の戦術航空士として勤務しています。また、飛行作業においては、機長として搭乗員を指揮し、任務遂行のため奮闘する日々です。
南西諸島周辺海域を含めた東シナ海は、中国が活動を拡大・活発化させるなど、国内外からの注目が集まっている海域です。この中にあって、第5航空群は、P-3Cによる東シナ海の警戒監視を任務としています。警戒監視活動においては、東シナ海を航行する外国の艦艇や公船などの多数の船舶を識別し状況を確認しています。
P-3Cは、11人の搭乗員でチームを組んで運航され、様々な任務につきます。中でも、海上交通の安全確保に寄与する日々の東シナ海での警戒監視活動に搭乗員一同、やり甲斐を持っています。特に、周辺海域で活動する軍艦や潜水艦に対する警戒監視がある場合は、チームの誰もが国防の第一線にあることを感じ、緊張と誇りを持って臨みます。
家庭において私の留守を預かる妻に感謝しつつ、引き続き緊張感を持って常に前向きに、チーム一丸となって国防の任につきたいと思います。

第5航空隊 戦術航空士 3等海佐 堀本 直希
 
前の項目に戻る      次の項目に進む