コラム

<VOICE> 神奈川県横須賀市長からのメッセージ

横須賀市長 吉田 雄人(よしだ ゆうと)氏

横須賀には、自衛艦隊司令部や横須賀地方総監部をはじめとする海上自衛隊の各司令部、米第七艦隊司令部や在日米海軍司令部などが所在し、日本の海上防衛の中枢であるとともに、陸上、航空自衛隊の部隊、さらに、将来の幹部自衛官を教育する防衛大学校が所在する、まさに日本の安全保障の要です。
日本周辺地域の安全保障環境が不透明、不確実といわれる現在、本市に所在する自衛隊や米海軍基地が、地元の理解を得ながら安定的に運用されることが重要であり、そのための環境づくりは、地元市長としての大きな役割のひとつであると考えています。
さらに、昨年の東日本大震災において、震災発生6分後には自衛艦隊司令官から出動可能な全艦艇に出港命令が発令され、米軍の「トモダチ作戦」では横須賀基地からも多くの艦船が出動しましたが、このような活動を目の当たりにした横須賀市民にとって、自衛隊と米軍は万が一の際の非常に心強い存在となりました。
市内には、約1万人の自衛隊員、そして約1万3千人の米軍関係者が在住されていますが、ご家族も含めた皆さまが、安心して暮らしやすいまちづくりを目指し、市政運営に取り組んで参ります。

平成24年度海上自衛隊遠洋練習航海部隊壮行会にて
平成24年度海上自衛隊遠洋練習航海部隊壮行会にて
 
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