コラム

<VOICE> 被災地と部隊の交流の継続

宮城県気仙沼市と長崎県大村駐屯地の部隊との交流を紹介します。

宮城県気仙沼市と長崎県大村駐屯地の部隊との交流

東日本大震災から約1年。12(平成24)年3月18日、宮城県気仙沼市より高橋香愛さん、佐々木雅花さん、三浦都志江さんら5名が長崎県の大村駐屯地が主催した「ふれあいコンサート」に招待されました。
震災時、気仙沼市内では大村駐屯地の第16普通科連隊が救援活動を行っていました。その際、部隊が行った慰問演奏に、高校の吹奏楽部員であった高橋さんと佐々木さんも参加し、気仙沼市職員の三浦さんが司会を務めたことがきっかけとなり、交流が始まりました。
ふれあいコンサートで、当時の状況を振り返る三浦さん。
「私は、津波で全てを無くしました。津波に追われながらも間一髪のところで助かりましたが、心も体もぼろぼろになりました。その時、慰問演奏を聞く機会があり、隊員さんの歌などで真っ暗闇の世界に一つの光が差しました。勇気がわいてきました。とても癒やされました。大村市民の皆様、隊員の皆様、本当にありがとうございました。」
東日本大震災から1年以上が経過した現在でも、当時被災地で救援活動を行った各部隊と被災地との間では、交流が継続しています。

大村市で行われたふれあいコンサートに気仙沼市から招待された (左から)高橋さん、佐々木さん、三浦さん
大村市で行われたふれあいコンサートに気仙沼市から招待された
(左から)高橋さん、佐々木さん、三浦さん
 
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